不動産のエキスパート「別大興産」!九州の賃貸管理戸数No.1企業の仕事とは?
こんな会社が別府にあるなんて!?「別府でJOBJOB」は、学生目線で地元企業の仕事や経営者・社員の魅力、就職情報を探り出し紹介する企画です。さあ別府で働こう!
福岡ソフトバンクホークス・今宮健太選手のCMでおなじみの「別大興産」にお邪魔しました!
別府市在住の大学生の大半は不動産屋さんにお世話になっています。しかし実際はどんな仕事をしているのか……謎な部分もたくさん。未知なる不動産業界の「別大興産」さんに取材して、あれやこれやを聞くことに。
本社屋の目の前にズラリ!停車中の案内車両の多さに圧倒されまくる取材陣。
ここでひるんではいけません。別府大学の竹村悠と、APU(立命館アジア太平洋大学)の長友真於が突撃しました!
別大興産とは? 全国賃貸住宅新聞調べ(2018.7.30)によると、管理戸数は九州No.1。昭和55年に別府で創業以来、不動産のエキスパートとして大分、福岡で地域の方々に愛される会社。 |
目次
別大興産のお仕事ってどんな内容??
今回お話してくれたのは青野友和さん(写真右)と、山田裕貴さん(写真左)です。
長友「それではズバリ!「別大興産」でのお仕事について教えて下さい!」
青野さん「私たち『別大興産』では賃貸の仲介、不動産の仲介、入居中のトラブル対応や家賃などの物件の管理を主な仕事としています」
竹村「入居中のトラブルも対応されるんですね。契約するまでが主なお仕事だと思っていたので、アフターフォローもあるととても安心です。入社したら、まずはどんなお仕事を担当するんですか?」
山田さん「入社後は基本的に賃貸仲介の営業職に就きます。半年に1回の面談を通じ、自分のしたい仕事へキャリアップしていきます。1ヶ月お試しで業務異動をする制度も設けていますよ」。
長友「1ヶ月のお試し業務ですか!?いろいろな仕事を経験してから自分のしたい業務を決める制度があるんですね。その経験も活かしてお仕事ができそうです!」
青野さん「お試し制度があると様々な部署の理解に繋がり、その経験を自分の部署に活かせます。弊社では経験を重ね知識を増やせる場面がたくさんあるんです」
不動産業界において「地域のエキスパート」と呼べる別大興産では、新社会人の意見を大切にし、なによりも現場第一主義なところがとても素敵でした。経験を大切にする会社の環境が、地域の人から愛されるエキスパートを育むベースとなっているようです。
正義!誠意!恕!別大興産の目指す不動産会社とは?
竹村「ものすごく気になっていたのですが・・・あちらにある社訓について伺ってよろしいですか?」
青野さん「こちらの社訓は、もともと警察官をしていた現社長によって決められました。今で言うコンプライアンスを大切にする『正義』、お客様に対して誠意のある接客をするという『誠意』です」
竹村「最後の漢字“恕”はなんて読むんですか⁇」
青野さん「それは『じょ』と読みます。もともとは相手を思いやるという意味あいなんですが、会社の方針としては、チャレンジしていく!というニュアンスです」
山田さん「この社訓は行動指針と一緒に毎日社内で唱和しているんですよ」
長友「なんだか警察官らしい社訓ですね!かっこいいです!」
青野さん「この社訓のように、ひとつひとつの当たり前とされていることの積み重ねによって信頼に繋げています」
竹村「たしかに、すごく良い人と思っていても、些細なことで『ちょっと信頼がおけないなぁ・・・』と思う場合ってありますよね」
青野さん「そうなんです。当たり前を長年積み重ねて“本当の信頼”になっていくんです」
取材の時間、私たちの話を真摯に受け止めてくれる青野さんと山田さんの姿勢には、地域から愛される「別大興産」のカタチが体現されていました。
大きな何かを成し遂げるのではなく、“当たり前”を続けていくことこそが実は一番難しく、その地道な積み重ねが地域の信頼に繋がっているようでした。
別大興産で働く皆様のやりがいとは?
竹村「たくさんの魅力が詰まった『別大興産』ですが、そんな会社で働くやりがいはズバリ!どういうものか気になります」
青野さん「やっぱり一番は契約が決まった時ですね。『ここにします』の一言がとても嬉しい瞬間です」
竹村「お家を決めるってお金もすごくかかるし、これから暮らしていくからこだわりもあるし、とっても悩むんですよね。だからこそ、信頼できる担当の人じゃないとダメですし、その瞬間はやっぱり素敵です!」
長友「私も別大興産でお部屋を決めた時も、とっても担当の人が親切で、カーテンまでつけてもらっちゃいました!」
青野さん「契約が決まってそのお客様がお友達を紹介してくれたり、信頼してもらえたりするのも、すごくやりがいに感じます」
お部屋の契約は敷金・礼金などの他に今後払っていく家賃もあり、とても大きな買い物です。その分、契約の場で信頼を得ることこそが仕事におけるやりがいなんですね。
不動産の“エキスパートたち”の仕事の歴史とは!?
竹村「青野さんは、ずっとこちらの『別大興産』で働かれているのですか?」
青野さん「私はもともとホテル業でした。たまたま受けてみた宅建(宅地建物取引士)で思った以上に良い点がとれて、そこから勉強して資格を取得したことで転職しました。ホテルで働いていた時よりもお客様が身近な分、自分の知識や信頼を活かした接客がとても重要になり、難しいですが、やりがいがとてもあります」
竹村「そのスマートな雰囲気はホテル業だったからなんですね。業界が違う転職で驚きました!賃貸物件などお仕事に関わる知識はどうやって身につけているんですか?」
青野さん「基本的には、実際に物件に行って身に付けています。実際に現場に行ってみると、わかることがたくさんあるんです」
竹村「たしかに手元のデータだけではなかなか分からないですよね。ちなみにどのくらいの物件の情報を持っているのか気になります!」
青野さん「別府にある9,000室のうちだいたい7,000室くらいは営業の現役ではない今でも把握しています」
竹村「7,000室!!!!!!すごい量!!」
長友「山田さんは、こちらでずっと働いていらっしゃるんですか?」
山田さん「私も、もともとは違う業界・会社で働いていて、不動産広告など不動産会社の販売促進のお手伝いをする会社にいたんです。自分の提案を実際に自分の手で実践したいと思い、別大興産で働き始めました。立命館アジア太平洋大学(APU)の出身でもあるので、こうしてまた別府で過ごせるのは嬉しいですよ!」
竹村「お二人とも違うジャンルからの転職だったんですね!いろいろなジャンルの知識があるからこそ、お客様とのコミュニケーションも豊富にできて、それが信頼感に繋がっていくお仕事なんですね」
そして、山田さんの娘さんはJOBJOBメンバーの娘さんと同じ保育園に通っているとのこと。娘さんのお話をしている時の山田さんはとても優しい顔をしていて、ほっこりしました。子供同士の情報で繋がる関係性も、都市部にはないローカルの関係性と言えますね。
別大興産で働く人たちのリアルとは?
竹村「別府興産の魅力について、たくさん教えていただきありがとうございます!実際にはどんな人たちが働いているのか教えて下さい!」
山田さん「だいたいの男女比は1:1で、平均年齢は34歳。20代、30代が多く働いています」
長友「若い人が多いんですね!いろいろチャレンジしていく社風だから、向上心あふれる若い世代にも魅力的ですね!そういえば、さきほど窓口のカウンターでは外国の方も働いていましたよね?」
青野さん「APU生も多いので、別府という土地柄外国人も多いのですが、英語対応ができるようになっています」
若い世代の人たちがチャレンジしている別大興産では、当たり前の事を大切にした保守の精神とチャレンジしていく革新の精神が両立しており、調和がとれているからこそ、地域の方から愛される会社なんだなぁと分かりました。
そして、終始和やかムードで物腰がやわらかい青野さんと山田さん。このような雰囲気作りが上手なところも、実績に結び付いているところなのでしょうね。
突撃!物件訪問!!「どんな感じで物件案内してるの??」
今回特別に、別大興産で扱っている賃貸物件にお邪魔させて頂きました。
階段を上がっていって、
学生さんも利用するお部屋のご案内!
さすが別府市内のお部屋を7,000室熟知している青野さん。まるで昨日見てきたかのようにすぐにご案内スタート。
「私じつは、いま住んでるお部屋は別大興産さんにお世話になってて!カギを失くした時もすぐに対応してくれて、めっちゃ助かったんですよ~」と、長友の裏話を披露(笑)
少しレイアウトの違う真向いのお部屋も見せてもらいましたが、ここでも物腰やわらかな青野さんのご案内。
青野さん「ここは築年数こそ新しくはないのですが、内装を若い方の志向に合わせて仕上げています」
オーナーさんとコミュニケーションを密にして、部屋を空室にさせない工夫を重ねていることをご紹介いただきました!
春の新生活に向けて引っ越しシーズンがスタートしていると思いますが、この3月が1年でも一番忙しい時期とのこと。このお部屋に住む方もすぐに決まりそうな気がします。
まとめ
長友 「学生でもできる『一瞬の出会いから信頼を得る』ためのアドバイスをお願いします!」という質問をしたんですが、『話上手は聞き上手!ということで、8:2くらいの割合で話すようにしています。もちろん自己開示もしていかないと信頼は得られませんからね!』という言葉は響きました。安心と信頼を引き出すポイント、私たち学生も活用できそうです!
竹村 「『別府のいいところはどういうところにあるのでしょうか?』という質問をしました。青野さんから『程よく田舎程よく都会というところですかね〜!基本は水曜日などが休みなので、ゴルフも平日にできます!』という点や、山田さんの『やっぱり温泉ですかね!毎朝、温泉に行けるのは一番いいですね。あと、通勤時も会社まで近く、自転車で通えて健康的です』という言葉は、これから大分県内で働き始める私にはとても共感できるものでした。
今回取材させていただき、ありがとうございました!
会社データ
取材先:株式会社別大興産
https://www.betsudaikohsan.co.jp/
【別府本社】
〒874-0924 別府市餅ヶ浜町10番8号
TEL:0977-25-3622 FAX:0977-22-4860
取材&編集&テキスト
竹村 悠(別府大学文学部史学・文化財学科 4回生・写真左)
長友真於(立命館アジア太平洋大学国際経営学部3回生・写真右)
※「別府でJOB JOB」に込めた意味
「JOB」は、仕事、職、任務、役目などという意味があります。そして、別府といえば真っ先にイメージするのが温泉。温泉につかると「ジャブジャブ」と音がしますが、別府のワークスタイルを温泉のように学生(若者)に浴びてもらいたい、という意味を込めています。