圧倒的なスピードと展開力を誇る「アジアクエスト」が切り開く新しい別府の未来
こんな会社が別府にあるなんて!?「別府でJOBJOB」は、学生目線で地元企業の仕事や経営者・社員の魅力、就職情報を探り出し紹介する企画です。さあ別府で働こう!
先日別府に上陸し、主にアジア中心にWebシステムやアプリ開発などの事業を展開する「アジアクエスト」さん。APU(立命館アジア太平洋大学)卒業生のおふたりに、現APU生の長友&青木が仕事のあれこれを聞いてみました!
インタビューに応じていただいたのは、福岡県出身・九州戦略室の岡田祥伸さんと、ミャンマー出身・別府Labで働くZIN MAR WIN(以下:ズィン)さんです。
アジアクエスト
IoTによる様々な取り組みを行う会社。システム・アプリの開発やインフラ構築も行い、新サービスを次々と提供中。2012年設立で本社は東京。福岡と別府にオフィスを構えるほか、インドネシアやマレーシアにも拠点あり。
目次
平均年齢29歳!圧倒的なスピード感で成長中の「アジアクエスト」
はじめに「アジアクエスト」さんって、どんなトコロ?という疑問を解消するため、会社の特徴などを聞いてみました!
Q.どんな事業を行っているんですか?
岡田さん「Webシステム・アプリの開発、ITインフラ構築が9割ですが、IoT事業にも力を入れています。IoTを活用してサッカーチーム「大分トリニータ」と連携したアプリを作ったり、バナナの栽培を支援したり。新しいチャレンジをしています!」
Q.アジアクエストさんの名前って見るからに面白そうなんですけど、どういった意味が込められているのでしょうか?
岡田さん「そのままの意味で、アジアをクエスト(探求・探索)したいという思いが込められています!もともとは2012年4月にインドネシアでスタートした会社なんです。現在はインドネシアとマレーシアに拠点がありますが、これからもどんどんアジアに進出していく予定です」。
Q.キラキラポイントはなんですか?
岡田さん「個性ですかね!弊社は、社員の平均年齢29歳。実力主義で若手が主力です。やりたいことをやる!というスタンスなので非常にスピード感があります。APUにはものすごく共通点があって、多様性・受容性・主体性がこの会社の特徴・強みだと思います」。
受容性=様々な国籍を受け入れることだと思いがちですが、それだけでない。アジアクエストさんでは在宅でワークをしている方などがいるということですが、受容性=様々な生き方を尊重しあえるという意味なのか!と感じました。
まず行動しないとワクワクできない!熱意あふれる社員の素顔
おふたりの人柄や経歴に興味津々!次はAPU時代について語ってもらいました。
Q.APUでの思い出は?
ズィンさん「『日本とミャンマーの架け橋になりたい』 という思いを抱き入学しました。当時はAPUにミャンマー人が60人ほどいたため、ミャンマーウィークを開催。母国への思いを馳せながらAPUでの生活を楽しんでいました」。
岡田さん「APUの入学式である強い思いが芽生えました。それは、『自分を強く表現できるようになりたい』ということ。中高生の間は男子校の寮で過ごしたので、大学に入って環境の大きな違いに衝撃を受けました」。
・・・いや、本当にそう思います!!!
APUには本当に個性的な人たちがたくさんいて、実は私・青木も圧倒されまくって、「この中に埋もれまい!」と思っていた入学当初が蘇りました。なので岡田さんの言葉を聞いた時は、本当に納得でした。
この思いを胸にAPUでの多様性にありふれた生活を通して様々なことに挑戦し続けた岡田さん。卒業後もAPUスピリッツをさらに広めて飛躍させていくことになったのです。
Q.それぞれの経歴は?
岡田さん「卒業後、銀行で主に経済動向について調査研究をしていました。その後、アジアクエストさんからお誘いがあり、福岡オフィスや別府Labでのオフィス立ち上げに関わり、現在に至ります」。
もともと0から1を立ち上げることが好きな岡田さん。そんな岡田さんにとってアジアクエストは最適の場所だったとか。
一方のズィンさんは、APUを卒業した後、大企業で働いていたとのこと。そこでは既存システムの保守・開発を行っていたそうです。
ズィンさん「シンガポールに駐在していた頃に出会った主人と結婚しました。主人が別府出身だったこともあって別府で仕事を探し、ちょうどアジアクエストの求人を見つけて面接したんです」。
現在はAPUプラザ内の「SPARKLE」にある「別府Lab」でアプリ開発に携わっています。
Q.ワクワクすることとは?
岡田さん「ワクワクするためにはまず何かやらないとワクワクしないよね」。
この一言にとても感銘を受けました!
岡田さん「最初から100点を目指さないこと。大切なのはトライ&エラーを繰り返し、常にアップデートして、よりよい方向へチャレンジしていくことですね」。
なるほど…0から1を立ち上げることが好きな岡田さんだからこそ言える、自分の中にワクワクする気持ちが芽生え行動する・完璧をはじめから求めない考え方にとても納得しました。
資源豊富な別府で優秀なエンジニアを育てたい!
Q.なぜ進出を別府に決めたの?
「それには3つ理由があります。1つめは別府にはチャレンジする風土があることです。温泉などの地域の資源を有効に活用し、地域を発信しています。そうしたチャレンジする姿勢が、弊社の風土と合っていたからです。
2つめは優秀なエンジニアを採用しイキイキ働いてほしいから、Uターン・Iターンなど移住環境を整えたいから。すでにエンジニアは17万人不足しており、今後59万人不足すると予想されています。だからこそ、IT人材確保が重要なんです。人材が欲しい企業側の考えと、別府に住んで仕事したいというエンジニアのきっかけになればいいなと。
3つめはアジアと日本を結びたい・ビジネスを海外にも展開したい!という会社の中長期的な構想があるからです。別府にはAPUはじめ留学生なども多く、そうした留学生と一緒に事業を展開していきたいと考えています」。
Q.別府の持続可能なまちづくりについて
岡田さん「別府というのは、もともと観光客・海外の人・障がい者など “人”を受け入れてきた歴史があります。多様性を受け入れることから新しいイノベーションが生まれ、企業も地域も成長すると思います。それが持続可能なまちづくりにもつながると考えています」。
別府ならではの関係性の強さというのは日頃から身にしみて感じているので、これから学生も別府ともっともっと融合していけたらなと感じました!
Q.別府のいいとこ・おすすめスポットは?
最後に、別府について聞いてみました。
長友「別府のおすすめスポットってありますか?」
岡田さん・ズィンさん「『豊山荘』の温泉!!!」
ふたりの行きつけの温泉が被っていてびっくりです!
ズィンさん「私が面接に行ったときもこの話になって、お互い驚いて話が盛り上がりました(笑)」
そんな奇遇なことがあるとは。
ズィンさん「別府はOn-Offがはっきりつけられる、夢みたいな場所。イキイキと生活しています」。
岡田さん「学生時代は亀川のジョイフル・通称亀ジョイに通いましたね。別府は疲れたら温泉にも入れるし、最高です」。
別府、そしてAPUが大好きなお二人からの別府愛がたくさん伝わってきました。
スキルや経験よりも“やりたい”意欲を重視
最後に、「アジアクエスト」さんで働くことについて質問しました。
Q.どういった人材を求めていますか?
岡田さん「新卒と中途で変わってきますね。まず新卒ですが、プログラミング未経験でもOKです。学べる仕組みがありますから。それよりも何をしたいのか、学ぶ姿勢があるか、意欲があるか、ものごとをプラスに考えられるか?という方が重要です。主体性を弊社では大切にしています。
中途はある程度のエンジニア経験を必要とし、即戦力を求めますが、大切なところは変わらないですね!」
Q.アジアクエストの働き方とは?
岡田さん「時短勤務やリモート勤務など、個々に合わせた柔軟な働き方が可能です。また、やりたい意思を提示すれば誰にでもチャンスがあるのも特徴ですね。やりたいことがやれる!環境です。
スキル<意欲!
こういったところからさらに磨かれてキラキラポイントにつながっているようです!
まとめ
長友:APUの先輩ということもあり、学生生活に触れることができたのはもちろん、外部から進出した企業ということで普段の取材とは違う別府愛してる!!!!感があふれている取材となりました!人を受け入れてきた別府だからこそできること。これからも別府が“個性輝く”まちになればいいなと感じました。
青木: 「持続可能な社会」と連呼されているこの世の中。実際に社会を良くするために、安心安全に暮らせる仕組みを作っているアジアクエストさんのお話を聞いて、自分はどんな社会にしていきたいのかを考える良いきっかけになりました。
取材&編集&テキスト
長友真於(立命館アジア太平洋大学国際経営学部3回生・写真左)
青木 萌映(立命館アジア太平洋大学国際経営学部2回生・写真右)
会社データ
APU PLAZA OITA2階
※「別府でJOB JOB」に込めた意味
「JOB」は、仕事、職、任務、役目などという意味があります。そして、別府といえば真っ先にイメージするのが温泉。温泉につかると「ジャブジャブ」と音がしますが、別府のワークスタイルを温泉のように学生(若者)に浴びてもらいたい、という意味を込めています。