【前編】潜入!濃いめの会社がぎっしり詰まった「アライアンスタワーZ」ってどんなところ?
こんな会社が別府にあるなんて!?「別府でJOBJOB」は、学生目線で地元企業の仕事や経営者・社員の魅力、就職情報を探り出し紹介する企画です。さあ別府で働こう!
第12回目の「別府でJOBJOB」は別府市公会堂の前にそびえる、てっぺんがピラミッドになっている不思議な柄のビル。「アライアンスタワーZ」です。
さまざな企業が混在し、それぞれのビジネスを行っていますが……はたから見ると、ちょっと怪しい感じもしますよね。
アライアンスタワーZとは一体なんなのか?どんな会社でどんな人が働いているのか?別府大学の竹村が潜入してみました!
目次
おもてなしのプロがいる素敵空間「アンティカ オステリア クアトロ」
アライアンスタワーZの1、2階にあるイタリアン料理店。日替わりランチは780円と、とってもリーズナブルです。お洒落な店内には個性的なスタッフさんが集い、別府ならではの素敵な空間と料理を楽しめます。
ちなみに取材日の日替わりランチはピーマンの肉詰めでした!
クアトロのこだわりとは?
取材に応じて頂いたのは、「アンティカ オステリア クアトロ(以下:クアトロ)」のマネージャー尾崎健二さんです。
竹村「日替わりランチ、ものすごく美味しかったです。ズバリ!そんなクアトロでのこだわりを教えていただきたいです!」
尾崎さん「料理を出すお店なので、美味しいのは当たり前だと思っています。究極を言えば『私に会いたい』と思ってもらえるくらいの接客が理想です。料理の味だけではない魅力として、私やスタッフの良さを大切にしています」。
竹村「先程、ランチで使わせていただいた時も、接客してくれたスタッフさんが気さくに話しかけてくれて、とても嬉しかったです」
尾崎さん「あの子は今、海外で働く為に貯金をしていて、英語を独学で勉強して頑張っているんですよ!」
竹村「独学ですか!? かっこいいですねー!とても素敵です!大学生のアルバイトさんもいるようですが、どんな感じですか?」
尾崎さん「こちらから何か言わなくても、率先して自分で動いてくれています。お客様にどうしたら喜んでいただけるか、考えながら接客しているなぁと思いますよ。美味しいまかないも付いていますし、余ったら食材の持ち帰りができることもあります。一人暮らしの大学生なんかは、嬉しいんじゃないでしょうか」。
個性豊かなスタッフさんが集うクアトロでは接客のマニュアルなどは存在せず、スタッフ一人ひとりがお客さんに向き合い、考えているのだそうです。
接客業だとどうしてもマニュアルに頼ってしまいがちなのですが、あえて自由にすることで、のびのびとそれぞれに合った接客を出来るのだと思いました。
クアトロならではの空間づくり
竹村「外から見るとすごく高級感があったのですが、料理はリーズナブルでスタッフはフレンドリーで、来てみるからこそ分かる魅力があるのが素敵でした!」
尾崎さん「ランチメニューはあくまで、来てもらうキッカケだと思っています。そこから、クアトロというお店やスタッフについて知ってもらい、また『会いに来たい!』と思ってもらえると嬉しいです」
竹村「ごはんを食べるだけではなくって、ついついお話したくなっちゃうような空間は、とっても素敵です!」
別府生まれ別府育ちで別府愛あふれる尾崎さんは、お話していてとても面白く、ついつい時間を忘れてしまう程。個性豊かなスタッフさんが集うクアトロでは、ついつい長居してしまうような素敵な時間を過ごせました。
スタッフのみなさんに“それぞれに考える接客”の実践を徹底し、どこに行っても通用する力を育てているのかなと思いました。
大分大学卒業生によるニッチな商品を扱う企業「MCP JAPAN」
MCP JAPANとは?
大分大学在学中に、代表の張さんが同級生の眞嶋さんと「狭くて、深い業種で起業しよう!」と決めたことからスタート。張さんが中国出身であるという特徴を活かし、中国の電子部品メーカーと組んで日本のメーカーが作りたい電子計測器のOEM生産・調達で、多品種・少量・早期納入出来る会社を2017年に設立。 製品を作りたい人がいれば、中国の電子部品メーカーと組んで、対応可能。
今回はMCP JAPANの代表取締役であり、中国からの留学生で起業をされた張凱林(ちょう かいりん)さんにお話を伺いました。
起業のキッカケとは?
竹村「留学生が起業をするというのはすごく珍しいと思うのですが、どのようにして起業したのか教えていただきたいです!」
張さん「もともと何か起業をしたいという考えはあったのですが、大分市のイベントの質疑応答の時間に、大分市長に発言をしたのがキッカケでした」。
竹村「イベントで直接ですか!行動力がすごいですね。質疑応答とかだと、私はどうしても黙ってしまいがちです」。
張さん「誰も動かなかったので、真っ先に手を挙げて発言しました。そこから、大分県の創業支援の担当者の方に会わせていただき、さまざまな方を紹介していただきました」。
竹村「やっぱり、人と人との縁ってすごいですね。つながりとか、関係性を大切にする張さんだからこそ、そういう風にどんどん他の人の紹介が繋がっていくのかもしれないですね!!」
日本人には無い考え方や行動力こそが、中国からの留学生であった張さんの大きな強味。大学の同級生で取締役の眞嶋 曜(まじま よう)さん(写真 右)との仲もすごく良く、お互いをよく信頼しているのが伝わってきてとても素敵でした!
ちなみにこんなものも……
議論の決め方
1.できるだけ、その場、その日のうちにやる。
2.100%合意する。
3.互いの出会いが人生の奇跡と感謝する。
お互いの出会いを人生の奇跡と感謝する……
とても素敵な考え方で、びっくりしました!
アライアンスタワーZの魅力とは?
竹村「アライアンスタワーZでお仕事をする魅力を教えてほしいです!」
張さん「ここにはたくさんの人が居るので、仕事の支援をしてくれる人や縦のつながりがあり、人として成長でき、とても良いところです。また、2階にあるクアトロの料理が最高に美味しいのも良いところ!」
竹村「いろいろな人が集まる場所だからこその強味ですね。このビルにはかなり個性的で素敵な人達が集まっていて、面白いですね!」
張さん「アライアンスタワーZは全ての部屋が天井高3m15cmです。思考と空間の広さが比例するという考え方から、天井が高いのです」。
竹村「天井ですか!? 確かに窮屈な空間だと、気分も窮屈になってしまいますね。その考え方も、とても面白いです!」
ユニークで柔軟な思考の張さんとは、話をしていて笑いが止まりませんでした。しかし、お仕事や人間関係についてお話をする時はとても真剣で、眞嶋さんとのコンビもすごくバランスが良く、素敵でした。
「アンティカ オステリア クアトロ」「MCP JAPAN」どちらも面白くためになるお話が聞けました!まだまだご紹介しますので、ぜひ後編もご覧ください!!!
会社データ
●アライアンスタワーZ
〒874-0909 別府市田の湯町3-7
TEL 0977-22-1111
http://z-tower.sakura.ne.jp/z2/
E-mail info@z-tower.net
●アンティカ オステリア クアトロ
〒874-0909 別府市田の湯町3-7アライアンスタワーZ 1F・2F
TEL 0977-21-4488
https://anticahosteriaquattro.owst.jp/
営業時間
月: 11:30~15:00 (料理L.O. 14:00 ドリンクL.O. 14:00)
火~日、祝日、祝前日: 11:30~15:00 (料理L.O. 14:00 ドリンクL.O. 14:00) 18:00~22:30 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)
ランチ 11:30~15:00(L.O14:00)
ディナー 18:00~22:30(L.O21:30)
●株式会社MCP JAPAN
〒874-0909 別府市田の湯町3-7 アライアンスタワー Z 5F
TEL 0977-75-9781
FAX 0977-75-9782
https://www.mcpjapan.co/
取材&編集&テキスト:竹村 悠(別府大学文学部史学・文化財学科 4回生)
※「別府でJOB JOB」に込めた意味
「JOB」は、仕事、職、任務、役目などという意味があります。そして、別府といえば真っ先にイメージするのが温泉。温泉につかると「ジャブジャブ」と音がしますが、別府のワークスタイルを温泉のように学生(若者)に浴びてもらいたい、という意味を込めています。