夢追い人・スポーツマン大歓迎!伝統を守りつつ進化し続ける会社「みなとタクシー」
別府のワクワク企業を大発見!地元企業の仕事内容、経営者・社員の魅力、就職情報を学生目線でご紹介します。さあ、別府で働こう!
別府に暮らす学生目線で企業を訪問し、仕事内容ややりがいなど、知られざる魅力を発掘する企画「別府でJOBJOB」。
「タクシー会社で働くこと」って想像ができない……!
タクシー業界ってちょっとミステリアスじゃない……?
このプロジェクトメンバーと話している時に多かった意見です!
ということで、第3回目は別府の老舗タクシー会社「みなとタクシー」さんにお話を伺ってきました。
伝統が作り上げた別府市民からの信頼
長友 「みなとタクシーさんのキラキラした部分を教えてください!」
下森さん「やはり、95%がお客様からお電話をいただき、タクシーを配車している点ですね!タクシーは電話で依頼される場合と、『ながし』という町を巡回している最中に手を挙げて呼び止める場合とがあります。他の会社は『ながし』での対応が多いですが、弊社はほぼお客様の方から電話をいただきます」。
今回取材を受けていただいた下森社長(左)と阿部専務(右)
どうやら、電話での依頼率の高さは、みなとタクシーさんの“伝統”が関係しているようで……!
皆さん、みなとタクシーさんの制服を見たことがあるでしょうか?
ホホホテルマンみたいだぁぁ!と思わず見とれてしまいましたが、この制服も地元のお客様からの厚い信頼と、従業員のやる気につながっているようです。
「みなとタクシー」さんの伝統とは、何といってもしっかりとした教育!タクシーは個人主義のところが多いのですが、「みなとタクシー」さんでは班長制度を取り入れ、社員の教育を徹底的に行い信頼獲得に繋げています。
長友 「御社のDNAというか、伝統をどうやって伝えていっているんですか?」
下森さん 「それは、朝礼が関係しているかと思います。弊社が大切にしている7ケ条というものがありまして、社員は毎日、朝礼の時間に全員この7か条を読んでいます」。
先代からの伝承を大切にし、「伝えること」をしっかり行っているからこそ信頼が生まれているようです。
阿部さん「他のタクシー会社では、普通乗客からお叱りの電話がくるんですが、うちは乗客以外からくるんです。例えばちょっとでも運転マナーが悪いと『みなとタクシーさんがあそこでクラクション鳴らしちゃダメでしょ!他のタクシーならいいけど』なんてね(笑)。
それだけ、うちは皆さんから見られているし、ちゃんとしているイメージがあるんですね」。
これはとても面白いエピソードですが、みなとタクシーさんではよくあることだそう。いかに市民から愛されているかが、よくわかるお話でした。
↑帽子のかぶり方、服装規定もしっかり決められています。
どんな人が働いてるの?
タクシー会社で働いている人って気になりますよね。
長友「働いている人ってどんな人がいるんですか?」
下森さん「うちにはね、いろいろな人がいますよ!例えば元は自衛官、刑務官、トラック運転手、ホテルマン、竹工芸職人など。電気工事士や技術系の難関資格を持っている人もいるし、上智大学や早稲田大学を卒業した経験もある人もいて、多種多様で面白い人ばかりです!」
基本的にコミュニケーション好きの人が多く、休みの日は地図を持って散策するなど、勉強家が多いようです。
タクシーを運転するには普通免許取得後3年以上経過していないといけないので、その条件だけは譲れないところです。
夢チャレンジなどのユニークな求人に注目!
「みなとタクシー」さんの求人で“夢チャレンジ求人”と“スポーツ特待生”を発見!あまり見たことのない求人ですが、一体コレは?
長友「『夢チャレンジ求人』と『スポーツ特待生求人』って何ですか?」
下森さん「まず夢チャレンジ求人について説明しますね。簡単に言うと、夢に向かって頑張っている人に向けての求人です。
私の同級生の子供たちが資格を取るために、コンビニや居酒屋で働きながら勉強している姿を見て、勤務体制がしっかりしている弊社で何かできないかなと思い作りました。
電話依頼を受けてタクシーに乗務するからこそ、待機時間を資格取得の勉強に有効に使えます。
夢に向かっている人だけでなく、夢を探している途中の人・就職で失敗した人のお手伝いのためにもこの求人があります。ここで働きながら新しい自分を見つけてほしいですね!」
募集要項の条件には5年勤務と書いていますが、これはあくまで原則で、その人の夢を優先しています。5年経たずに夢が叶った場合でも、きちんと応援するとのことでした。
阿部さん「スポーツ特待生というのは、スポーツをされている方の求人です。元々私たちもスポーツをしていたものですから、夢チャレンジ同様いろいろな方を応援していきたいと思っています」
みなとタクシーさんは日本で初めて、一般のスポーツチーム(別府市内)のスポンサーになられています。応援したい!という思いがあるのは、若者にとっても嬉しいことですね。
兼業・副業もOK。入れ替わりの激しい業界なので、個人の意見も尊重してくれます。
タクシー運転手には、人に言えないおもしろエピソードを持った人がたくさんいます。毎日多くのお客様と接するからこそ、意外なことや刺激的な出来事に遭遇する率も高そうですね。
まとめ
会社の伝統がしっかり受け継がれているからこそ、「信頼」があるとわかり、キラキラしている部分がたくさん詰まっていると実感!
また、求人にもあるように「若者を応援したい!」という思いが、取材中にもひしひしと伝わってきました。
タクシー業界を知っている人は少ないと思いますが、何か夢がある人こそ「みなとタクシー」さんで働いてみる価値ありだと思います!
会社データ
取材先:みなとタクシーグループ
住所:別府市北浜3丁目9番30号
Tel (0977)23-5119
Website http://www.minato-group.co.jp
取材&編集&テキスト:長友真於 (立命館アジア太平洋大学国際経営学部(APM)2回生)
※「別府でJOB JOB」に込めた意味
「JOB」は、仕事、職、任務、役目などという意味があります。そして、別府といえば真っ先にイメージするのが温泉。温泉につかると「ジャブジャブ」と音がしますが、別府のワークスタイルを温泉のように学生(若者)に浴びてもらいたい、という意味を込めています。